【エリザベス女王杯2001】トゥザヴィクトリーが上がり33秒9の鬼脚でレコードV!

第26回エリザベス女王杯勝馬:トゥザヴィクトリー
勝ちタイム:2:11.2(レースレコード)

普段は逃げ・先行の戦術を取るトゥザヴィクトリーであったが、この日のトゥザヴィクトリーは違った。主戦騎手の武豊騎手を背に迎えた2度目のエリザベス女王杯挑戦だった。1度目は’00年に挑戦し、ハナをきって先行するが最期は沈んで4着に敗れた。

2度目の挑戦となる’01年は後ろから競馬を進めた。馬群の中団よりも後ろの9,10番手を追走したのだ。3月にドバイに遠征し、休み明けで約8ヶ月ぶりの実戦であり、この馬から買った多くのファンが諦めかけたことだろう。

 

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だが最期の直線で驚く光景を目の当たりにする。トゥザヴィクトリーはこれまえ見せたことのない強烈な末脚を繰り出して直線で伸びてきたのだ。上がり3ハロン33秒9という鬼脚を披露しゴールした。このような末脚が使える馬だったとは思いも寄らず、驚いたファンも多いのでは。
このようなビッグレースで先行で実績を残してきた馬を追込みで走らせ、それをいとも簡単に下げ、ハナ差で勝たせるという技術は武豊騎手にしか出来ない芸当かもしれない。トゥザヴィクトリーはこれまでG?を勝てずに全部惜敗していたが、まさか待望のG?初制覇が末脚での勝利とは誰も予想できなかったであろう。

このトゥザヴィクトリーが刻んだレースレコードは2015年現在に至るまで未だ敗れれていない。