エリザベス女王杯の歴代勝馬(過去10年)のデータ分析

勝馬(性齢) 騎手 斥量 枠番 通過 タイム
2014 ラキシス(牝4) 川田将雅 56.0 1-1 8-7-7-7 2:12.3
2013 メイショウマンボ(牝3) 武幸四郎 54.0 2-3 7-7-8-7 2:16.6
2012 レインボーダリア(牝5) 柴田善臣 56.0 8-15 11-11-11-9 2:16.3
2011 スノーフェアリー(牝4) R.ムーア 56.0 8-18 13-14-11-10 2:11.6
2010 スノーフェアリー(牝3) R.ムーア 54.0 3-6 6-5-7-7 2:12.5
2009 クイーンスプマンテ(牝5) 田中博康 56.0 4-7 1-1-1-1 2:13.6
2008 リトルアマポーラ(牝3) C.ルメール 54.0 8-16 5-5-5-3 2:12.1
2007 ダイワスカーレット(牝3) 安藤勝己 54.0 5-7 1-1-1-1 2:11.9
2006 フサイチパンドラ(牝3) 福永祐一 54.0 8-15 8-8-7-4 2:11.6
2005 スイープトウショウ(牝4) 池添謙一 56.0 4-8 10-10-10-10 2:12.5

勝馬の傾向

スノーフェアリーが’10年と’11年を優勝し、連覇を達成。エリザベス女王杯は「リピーター」の多いことでも有名なレースである。上記は過去10年のみのデータだが、さらに過去には’03年と’04年を優勝したアドマイヤグルーヴや、’98年と’99年を優勝したメジロドーベルなどがいる。

さらに、上記は2,3着のみのデータだが、昨年’14年の勝馬ラキシスは一昨年’13年には2着に入着しているし、’10年と’11年はアパパネが2年連続で3着に入着している。

同じ馬が何度も馬券に絡むといったデータは他にもある。勝馬によるリピートが多いというよりは、過去に馬券に絡んだことがある馬はまだ馬券に絡む可能性が高いという印象が見受けられる。

騎手の傾向

エリザベス女王杯の勝利数で言えば武豊騎手が過去に4勝しており一番多い。

次いでR.ムーア騎手の2勝。今年はラキシスにR.ムーア騎手が騎乗する予定となっており、昨年の覇者である馬に連覇を達成したことのある騎手が手綱を握るとなれば鬼に金棒か。

なお、武豊騎手は10月に府中牝馬ステークス(G?、東京芝1800)を優勝して重賞初勝利を挙げたノボリディアーナに騎乗する予定である。

 

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斥量の傾向

斥量は56kgが5頭、54kgが5頭で分かれている。重いほうが来やすい、軽い方がきやすいいといったわけではない。

ペース、ペースや展開によっても左右されるが2歳牝馬 V.S. 古馬熟女の闘い、といった構図が繰り広げられ、毎年白熱したレースを見せてくれる。

馬番・通過順位の傾向

2200mとい比較的長距のある外回りのレースということもあり、以前はとにかく差し馬有利なコースであった。しかし、近年はスローペースで上がりの速い競馬が多く、ある程度の位置を取らないと差し届かないことも多い。トップスピードに乗るまでが遅い馬にはマクリ差し戦法が有効だが、基本的に内で我慢してイン差しをするのがベスト。その為、内枠が有利。

通過順位を見てみると、過去10年においては6?8番手、または10?13番手からの差しが届いている。中団、またはそれより前で好位を確保できる馬は良い。

後方一気は望みはうすそうだ。今年はラキシス、ルージュバック、ヌーヴォレコルトとある程度前でも競馬ができる強い馬が揃っているので、枠番や馬場状態を見てどの馬がいい位置につけるかを見極めて取捨選択を行いたい。