毎年11月中旬頃に芝2200mで行われる牝馬限定G?エリザベス女王杯は、その年の最強牝馬決定戦として位置づけられている。クラシックを戦ってきた若き3歳牝馬vs歴戦の熟女達である4歳以上の牝馬の世代闘争が繰り広げられるビッグレースである。今年2015年のエリザベス女王杯で注目される出走予定牝馬3頭を紹介しよう。
ラキシス
まずは昨年2014年エリザベス女王杯を優勝した5歳のラキシスだ。
当時は重賞未勝利の立場でありながら、好位をソツなく進み栄冠を手にした。今年は、牡馬に混じってG?前哨戦となる王道重賞に次々と出走してメキメキと力をつけていった。
初戦の産経大阪杯では並み居るG?馬を完封し優勝し、最強牝馬への道を歩むかに思われた。しかしその後の3戦は惜しい競馬が続く。宝塚記念(8着)→札幌記念(5着)→京都大賞典(4着)ときて今回のエリザベス女王杯を迎える。
徐々に順位を上げてきており、”リピーター”も多い同レースで連覇を達成して完全復活といきたいところだろう。
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ミッキークイーン
次に注目される出走予定馬は、3歳のミッキークイーン。
2015年度牝馬クラシックで2冠を達成した。桜花賞こそ無念の除外にあったが、オークスでは圧倒的1番人気だったルージュバックを完封し、G?を初戴冠。勢いにのって秋華賞も大外枠発走の不利を克服して堂々の2冠を達成した。
勢いは間違いなくナンバーワン、対古馬牝馬との力関係だけが未知数なものの、人気を集める1頭になるだろう。
ルージュバック
そして最後は3歳のルージュバック。
デビューから3連勝して一躍注目を浴びた牝馬だ。特に3勝目のきさらぎ賞では牡馬を打ち破り、50年ぶりの牝馬勝利という快挙を成し遂げた。当然クラシックでも注目度が高く、桜花賞では断然の1番人気となったが、展開に泣かされまさかの9着敗戦。続くオークスでもミッキークイーンの後塵を拝し、惜しくも2着に敗れて屈辱の春シーズンとなった。
オークスからの休み明けぶっつけとなるが、復帰戦となる大舞台でどこまでやれるかが見ものだ。