2013年の「第38回エリザベス女王杯」の覇者であるメイショウマンボ(牝5)は今年で3度目のエリザベス女王杯出走となる。昨年は前年の覇者といことで2番人気に推されるも12着と大敗を喫して期待を裏切るかたちとなった。2014年のヴィクトリアマイル(G?、東京)で2着に入着したのを最期に以降は2桁着順が続く。今年の夏に川崎で行われたスパーキングレディーカップ(G?、川崎)で6着に入着したが、それ以外は全て2桁着順。交流重賞でも掲示板にすら入れないほどに成績がガタ落ちしている。果たして中央のG?で返り咲くことはできるのだろうか?
レースでは道中は難なく走っているが、直線に入るとなると追う気が感じられない。昔の気迫はどこへやらといった感じだ。助手を務める塩見氏は「どこも体に痛いところがないので、気持ちの問題だと思います」とコメントしているので、身体的な問題というよりも精神的な問題が大きそうだ。前走の府中牝馬Sでも最終追い切り時点での馬体重が510kgほどであったが、レースでは488kgと大幅減。走ることがストレスと感じている場合、レースが近づいてくるとカイ葉食いが悪くなる馬もいるのでレース直前の状態を見て見極めたいところだ。
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競走馬は賢い生き物である。一旦手を抜いて楽することを覚えてしまったらあとは淡々とレースをこなすだけになっていってしまう。気持ちの切り替えができていないようであれば割り引いて考えるのが打倒と言えるだろう。ただ、昔から2桁着順のあとのレースでもシラッと馬券に絡んでくるがあり、いつ来るか分からない馬であることも確かだ。このあたりは父のスズカマンボに似た所でもあるのだろうか。痩せても枯れてもG?馬はG?馬だ。復活に期待するファンもいるだろうし馬体重や調教内容が良くて調子が上向きのようであれば狙ってみても良いかもしれない。